2009年10月28日
ペトロチャイナ撫順石化、新製油所がスタート
【カテゴリー】:海外
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(上海発=特約)

 ペトロチャイナ撫順石化の新しい製油所の800万トンの大気・真空蒸留設備が遼寧省撫順でこのたびスタートした。

 同社の製油所・エチレン増設計画の一環で、2006年に建設を開始した。当初は2008年9月スタートの予定であった。今回のスタートで同社の製油能力は1150万トンとなる。

 製油所のディレードコーキング(240万トン)、水素化分解(200万トン)、ディーゼル水素化精製(180万トン)、コークスタール水素化精製(80万トン)などの設備は現在建設中。

 エチレン増設については、既存の15万トンに80万トンを増設する。自社のナフサを原料にする。当初は2009年スタートの予定であったが、現在では2011年となっている。

 エチレンは当初は4万トン増で19万トンにする計画であったが、政府のエチレン大型化方針により80万トンの新設に変更された。

増設計画の内容は以下の通り。
 エチレン  80万トン
 HDPE  35万トン
 All-Density PE  45万トン
 PP  30万トン
 BTX  40万トン
 ブタジエン  12万トン
 SBR  20万トン
 ブテン-1/MTBE  3万トン