2009年10月29日 |
日本ゼオン、液晶テレビ用光学フィルムの採用拡大でフル稼働へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオン(本社:東京都千代田区、古河直純社長)は29日、液晶テレビ用の光学フィルム(ゼオノア製位相差フィルム)が世界最大手液晶パネルメーカーに採用が決定したと発表した。採用を決定した液晶パネルメーカーは、同社グループ企業の世界最大のテレビメーカーや、日本の最大手テレビメーカーにも液晶パネルを供給している。 薄型・省エネルギーのフラットパネルを搭載したテレビは世界的に普及が進み、液晶テレビは今後の成長率も高く、ライバルであったプラズマテレビを大きく引き離してきている。位相差フィルムは液晶テレビの視野角を広げるために必要な部材で、液晶パネルに組み込まれる偏光板の一部材として使用され、液晶テレビの画像品質に欠かせない材料である。 生産は、富山県氷見市のフィルム工場で業界初の溶融押し出し方式による一貫生産を行っているため、安定した品質とコストを実現している。位相差フィルムの総生産能力は年間7,500万平米。今回の採用により、2010年度はフル稼働となる見込みだ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1256797821.pdf |