2009年11月04日 |
江蘇索普、Dupont からVAM技術を導入 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 江蘇索普(Jiangsu Sopo) は10月28日、Dupont Packaging and Industrial Polymers からVAMの技術を導入する契約を締結した。 同社は江蘇省鎮江市に酢酸やクロルアルカリなどのコンプレックスを持つが、ここに年産33万トンのVAM工場を建設する。 2013年にスタートの予定で、原料酢酸は自給する。 中国は2008年255千トンのVAMを輸入している。 中国ではCelanese が南京に 30万トン、Sinopec Sichuan Vinylon Worksが重慶に20万トンのプラントを持っている。 江蘇索普は現在、酢酸60万トン、酢酸エチル25万トン、クロルアルカリ12万トンの能力を有しているが、50万トンのメタノールと60万トンの酢酸プラントを建設中。 酢酸の原料となるメタノールは2009年末にスタートの予定。同社はこれまでメタノールを外部から購入していた。 酢酸は2010年初めにスタートの予定で、完成すれば同社の酢酸能力は120万トンとなる。 中国では大手が酢酸の増設を行っている。各社の能力(建設中を含む)は以下の通り。 セラニーズ(南京) 60+60万トン BP/シノペック(YARACO:重慶) 35+65万トン 同(BP BYACO:南京) 50万トン Yankuang Cathay((山東省滕州) 60+40万トン Shanghai Wujing(上海) 55万トン Daqing Oilfield Methanol (大慶) 20万トン Shandong Hualu Hengsheng Chemical (山東省) 20+60万トン 中国は2008年に305千トンの酢酸を輸入している。 |