2009年11月06日
三菱樹脂、酸素バリア性の高い二軸延伸ナイロンフイルム開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂

 三菱樹脂は酸素バリア性能をレベルアップした二軸延伸ナイロンフイルムの新グレード「スーパーニール EHグレード」を開発、近く本格発売する。
 
 バリア材にはエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を使用した。独自の配合設計技術や、延伸配向技術、多層化技術を加えて、酸素バリア性能が高く、強度や耐ピンホール性、加工性に優れたフイルムを新開発した。
 
 従来の二軸延伸ガスバリア・ナイロンフイルム「スーパーニール」は、ナイロン系樹脂を共押出することによって、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)コート・ナイロンフイルムと同等の高いガスバリア性能と透明度を備え、レトルト食品や和菓子の包装などに用途を拡大してきたが、食品の安全性や保存性の観点からより酸素バリア性の高いフイルムへのニーズが高まっているため、これに応えた。