2009年11月09日
湖北省が東京で30日に投資説明会 IT、バイオ医薬など
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国の中部地域、湖北省が11月30日午後2時から東京・虎ノ門のホテルオークラで、投資説明会を行う。同省は省都・武漢市を中心に発展、中国最大の水力発電所「三峡ダム」の基地でもあることから、外資企業の参加が増えている。

 説明会には田承忠・省副省長を団長に約100人が参加する。

 湖北省は総面積18.95平方キロ、人口6,070万人、08年のGDPは1兆1,330万元。今年1—9月のGDPは前年同期比12.5%増の8,656元と金融危機を乗り越えた。

 魚、米の里といわれ、穀物(年産2,300万トン)、綿花(50万トン)、植物油(275万トン)、淡水水産品などが豊富。4,924ムー(1ムーは666平方メートル)耕地面積を持つ。全国4番目の野菜基地で400万トンを出荷している。

 特産品の蜂蜜は全国トップ(1.2万トン)、ロイヤルゼリーは210トン。世界20余の国に輸出している。工業分野では自動車・部品、光電子情報産業の発展が急速。これにバイオ医薬、省エネ、環境保護などの産業が加わりつつある。

 世界を代表する企業500社の中で80社が進出、日本からは新日鉄、ダイキン、NEC、 ホンダ、日産、住友電工、住友電装、藤倉電線、三井物産など。省内には武漢国際空港のほか6つの空港があり、長江(1,061キロ)に163か所の内部埠頭をもつ。

 産業基地としては沌口の自動車城、青山の鉄鋼城、光谷の科学技術城などがあり、今後、エチレン年産100万トン規模の「湖北の化学工業城」の建設が予定されている。

 入場無料、要登録。
 問い合わせは国際貿易促進協会(TEL:03-6740-8271、FAX:03-6740-6160)