2009年11月09日 |
昭和電工、眼鏡レンズ向けアリルエステル樹脂「SR-21」の量産を開始 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は9日、世界的に需要の拡大が見込まれる中屈折タイプの眼鏡レンズ向け樹脂「SR-21」の量産を2010年に開始すると発表した。 SR-21は、同社独自技術により開発したアリルエステル樹脂で、白色度が高いことが特長。また、成型加工が容易なため、レンズ製造時の生産性向上が期待できる。生産設備は現在、大分コンビナートに建設中だが、原料アリルアルコールからの一貫生産体制により高効率の生産が可能だ。2010年のSR-21売上高を20億円、中屈折レンズの世界シェアを40%を見込む。 眼鏡レンズは屈折率の違いで高屈折・中屈折・低屈折の3種類に分類され、屈折率が高いほど薄型・軽量化できる。需要は、世界的にガラスレンズから樹脂レンズへ、低屈折レンズから中屈折レンズへとシフトしつつある。国内の眼鏡市場は高屈折レンズが主流だったが中屈折レンズの需要が伸びている。中屈折レンズの世界需要は今後、年率20%のペースでの増加が予想されている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1257735116.doc |