2009年11月09日 |
三菱化学、中国・寧波にスパンデックス原料設備が完成、稼動開始 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は9日、中国逝江省寧波大に総投資額約50億円で建設中だったスパンデックスやウレタンの主要原料、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)年産25,000トン設備が完成し、本格稼動を開始したと発表した。 同社は1,4-ブタンジオールからPTMGまでの一貫したC4ケミカルチェーン事業を戦略的集中事業の一つと位置づけ、需要の拡大が見込まれる中国に進出するため2007年現地会社を設立し自社技術によるPTMG設備を建設していた。 PTMGは、スパンデックス、ウレタン、熱可塑性ポリウレタンエラストマー分野の主原料として、アジア地区では2008年度まで年率10%程度と高い成長を続けてきた。今後も引き続き同程度の需要の伸びが見込まれている。特に主用途のスパンデックスは、衣類向けを中心 に高い需要増が見込まれている。 ■PTMG 製造設備及び新社の概要 (1)社名 MCC 高新聚合産品(寧波)有限公司(MCC Advanced Polymers (Ningbo) Co., Ltd.) (2)本社 中華人民共和国浙江省寧波大、開発区環島北路111号 (3)総経理 大久保 和行 (4)従業員 95人 (5)総投資金額 約50億円(うち新社資本金 約21億円) (6)新社設立 2007年12月 (7)生産能力 PTMG 2.5 万トン/年 (8)製造プロセス 三菱化学技術 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1257734973.pdf |