2009年11月12日
BASFの樹脂フォーム、フィースマン社の太陽熱収集器に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF

 BASF(本社:ドイツルートヴィッヒスハーフェン)は12日、同社のスペシャリティフォーム「バソテクト」がこのほど、ドイツの暖房機器メーカー、フィースマン社の太陽熱収集器に採用されたと発表した。
 
 「バソテクト」は軽量かつ難燃性の特徴を持つメラミン樹脂フォームで、平板型の太陽熱収集器の側面と背面に使用されている。太陽熱収集器とは太陽光線を熱に変換する装置で、「バソテクト」は、高温下でも長期的にわたり優れた断熱特性を持ち、また異なる気候条件でも、太陽熱収集器の換気に優れた効果を発揮する。
 
 太陽熱収集器に最大限の太陽光を吸収させるためには、耐久性が高く、熱による劣化の少ない断熱材を使用する必要がある。バソテクトは、太陽熱収集器の前面のガラスパネルを曇らせる揮発性物質の放出がほとんどないため、太陽熱システムの効率性を低下させる心配がない。熱伝導率も0.035W/mK以下と優れ、効率的な形状のデザインが可能なことから、少量でもミネラルウールと同等の断熱性能を得ることができる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1257992469.pdf