2001年04月11日
経済産業省、「ゲノム・ポリマー」「ミクロ成形加工」技術に挑戦
2002年度研究テーマ、選定作業急ぐ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省機能性化学品室では、2002年度施策として、産業技術力強化につながる革新的な研究開発テーマを選定中だが、新しい研究領域分野として注目されている「ゲノムとポリマーの融合技術」、材料の「ミクロ単位の成形加工技術」の2つが有力候補として浮かび上がってきた。ゲノムとポリマーの融合技術は、最近ゲノム解析やたんぱく質の構造データに関する研究が進んでいることを受けて、化学合成とたんぱく生体合成機能を組み合わせ、医薬品中間体や高機能のバイオポリマーを開発しようというもの。
 一方、ミクロの成形加工技術は、マイクロリアクターによって数10~数100ミクロンという微細単位で材料の成形加工を行うもので、電子材料、フォトレジスト、液晶などの分野に素材ではなく部材として提供する。これにより、さらに新しい用途を拓く。
 具体的な研究内容や取り組み方法などは、今後化学会社、関連研究機関などからのヒアリングやワークショップを参考に絞り込んでいく方針である。