2009年11月16日
「化学物質の内分泌かく乱作用」日英共同研究、5年間継続
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は16日、化学物質の内分泌かく乱作用に関する「第11回日英共同研究ワークショップ」が13ー14の両日大阪市で開催され、さらに今後5年間の研究継続を盛り込んだ文書に調印したと発表した。
 
 日本側から井口泰泉(研究統括者)、田中宏明(京都大学)両氏ら18人、英国側からチャールズ・タイラー(研究統括者)、トム・ハッチンソン(環境省水産科学研究所)両氏ら12人が出席した。
 
 この結果、これまでの研究プロジェクト(2005〜09年)内容について、両国研究担当者から成果発表が行われた。またこの成果を踏まえて、今後さらに5年間の共同研究を実施していくことで合意し、両国環境省代表者が文書に調印した。
 
 
「処理排水中及び環境中の主要な内分泌かく乱作用を有すると疑われる化学物質及び新たな化学物質の挙動を推定するための研究、並びにそれら化学物質の環境中への排出を低減するための研究」など、新たな共同研究テーマの設定も決った。
 
 次回ワークショップは2010年、英国で開催される。