2009年11月19日 | |
三菱ケミカル・レイヨン両社長が会見「100億円のシナジー効果実現」 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン、三菱ケミカルホールディングス |
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三菱ケミカルホールディングスの小林喜光、三菱レイヨンの鎌原正道両社長は19日午後記者会見し、経営統合の意義や期待の大きさなどについて語った。小林社長はスライドを使い、経営統合後の三菱ケミカルホールHDの概要を説明した。 鎌原レイヨン社長はこの中で「当社は世界市場でトップの事業群を構築することを基本目標にかかげてきた。三菱ケミカルHDのもとで三菱化学、三菱樹脂、田辺三菱製薬の3社に当社が加わることにより、企業規模の拡大と強固な事業基盤を確立することができる。グローバル競争を勝ち抜いていく上で非常に心強いし、きょうの合意成立を大変うれしく思っている」と語った。 小林ケミカルHD社長は、経営統合までの今後の日程やスキームを説明したあと「三菱レイヨンの参画により、三菱ケミカルグループの連結売上高は3兆5000億円、世界の化学会社の中ではデュポンを抜き、Sabicに次いで第6位となる。レイヨンのMMA事業や炭素繊維・複合材、水処理事業、スペシャリティケミカル事業など、次世代コア事業を一体的に運営することによりコストで30億円、事業面で70億円、計100億円のシナジーが実現できる」と強調した。 さらに「民主党政権は25%の温室効果ガス削減など野心的な政策を打ち出しているが、私たち石化業界はまだ道半ばで、もう一段の再編、再構築が必至の情勢だ。レイヨンとの経営統合は、その明確な“試金石”になる」と述べた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1258604304.pdf |