2009年11月20日 |
ロッシュの「ACTEMRA」、若年性特発性関節炎に重要な症状改善効果 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:中外製薬、ロシュ |
中外製薬によると、スイス・ロシュは20日、関節リウマチ治療薬「ACTEMRA」(アクテムラ)が全身型若年性特発性関節炎を対象とした試験で、重要な有効性指標である疾患症状を有意に改善し、主要評価項目を達成したと発表した。 TENDER試験の結果は、特に悪性度の高い若年性関節炎の患者にとって朗報となる。 ロッシュは中外製薬とグローバルに「ACTEMRA」の共同研究・開発を行ってきた。 「ACTEMRA」は初のヒト化抗ヒトインターロイキン-6(IL-6)レセプターモノクローナル抗体で、5本の第3相臨床試験という、大規模な臨床開発のプログラムを同薬剤の臨床評価のためにデザインし、それぞれの試験で主要評価項目を達成した。 「ACTEMRA」は日本で最初に承認され、2005年6月に中外製薬からキャッスルマン病治療薬として発売された。2008年4月、関節リウマチ、若年性特発性関節炎、全身型若年性特発性関節炎を追加効能として日本で承認された。09年1月には欧州でも承認された。ほかにインド、ブラジル、スイス、オーストラリアなどで承認されている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1258708618.pdf |