2009年11月25日
旭硝子 額面総額1000億円の「ユーロ円建新株予約権付社債」発行
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は25日の取締役会で額面合わせて1000億円に上るユーロ円建新株予約権付社債の発行を決めた。調達資金は高収益・高成長分野への設備投資及び開発投資に700億円、残りは有利子負債の返済など、成長基盤構築に必要な資金需要に充てる。

 発行するのは、2012年及び2014年を満期とする「ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債」で、両社債の額面金額合計は上限1000億円(グリーンシュー・オプションを含む)。成長分野への投資資金を低コストで確保するのが狙い。
 
 また「ソフト・マンダトリー条項」を付けることで、将来の経営環境や財務状況に応じて柔軟な財務戦略を実行することが可能な設計とした。「ソフト・マンダトリー条項」とは、償還日前の一定期間に、株価水準に関わらず同社の選択によって一定の株主資本増強を可能とするスキームのことで、株価水準に左右されることなく経営戦略に適した財務資本構成が構築できるメリットがある。
 
 同社は経営方針(Grow Beyond)の中で(1)今後急成長が期待される新興市場でのビジネス強化(2)既存技術を活かし地球温暖化の解決に貢献できる高効率な太陽電池用部材や省エネ製品のグローバルな普及(3)長年にわたって培ってきたガラス関連技術をさらに磨き競争力の強化を図る、の3つを目標にかかげてきた。
 
 (以下、詳細はニュースリリースにあります)
 
 ニュースリリース参照
 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1259136301.pdf