2009年11月30日
合成樹脂の特恵輸入大幅減少 10月末消化率19.6%
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 財務省が30日発表した10月末現在の特恵輸入シーリング枠消化状況によると、合成樹脂類(13項)輸入額は34億1,500万円で、8月末からの1カ月間に7億8,600万円入った。シーリング枠消化率は前月までの15.9%から19.6%に上昇した。

 これを前年度と比較すると、昨年10月末にはサウジアラビア、フィリピン、インドネシアを含む8カ国から計132億5,500万円(消化率63.8%)が特恵で入っていた。
 
 今年は4月からサウジアラビアが特恵非適用国となったうえ、フィリピン、インドネシアからは4月以降輸入実績がないことから、合成樹脂の特恵輸入は大幅減少している。

【10月末の合成樹脂類(13項)特恵輸入額】 単位:千円 ( )は9月末現在
◇中国     1,536,931(1,216,961)
◇ベトナム   17,471(17,471)
◇タイ     2,600,897(2,141,139)
◇インド    32,775(25,724)
◇ブラジル   13,752(13,752)

(合計)    4,201,826(3,415,047)

 (注)2009年度の13項シーリング枠は21,409,655千円、一国当たり枠は20%の4,281,931千円となる。