2001年04月10日

POフィルムの2月の総出荷量、引き続き前年割れ

PE袋やPEフィルムの輸入増が影響か

【カテゴリー】：原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】：日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

日本ポリオレフィンフィルム工業組合は10日、同組合に加盟しているポリオレフィンインフレーションフィルムメーカー223社の2月の出荷実績をまとめた。 　それによると、総出荷量は6万5,056トンで前年同月を2.3%下回っている。5ヶ月連続の前年割れとなった。 　うち、LDPEフィルムは4万5,158トンでわずか0.7%ながら前年を上回っている。このうちのL-LDPEフィルムは1万8,761トンで2.5%増となっているつまりLDPEフィルムの伸びは専らL-LDPEフィルムによるものであったと言える。一方のHDPEフィルムは1万7,365トンで8.1%減、またIPPは2,533トンで10.0%減とともに不振が続いている。 　このうちのHDPEフィルムの減少にはPE袋ならびにPEフィルムの輸入の増加が大きく影響していると見られる。PE袋の輸入通関数量は1月が前年比113.9%の2万602トン,2月が同115.3%の1万7,907トンであった。PEフィルムの輸入は1月が同110.9%の5,328トン、2月が同113.8%の5,068トンであった。 　効した結果、1~2月のポリオレフィンインフレーションフィルム全体の総輸入数量は12万5,832トンとなった。前年同期を2.0%下回っている。うちLDPEフィルムは0.2%増の8万7,574トンであったが、HDPEフィルムは3万3,397トンで6.1%減、IPPは4,861トンで10.0%減となっている。 http://www.c-nt.co.jp/data/po/2001film.html">2001年ポリオレフィンフィルム出荷実績(表) ※iモードではご覧になることができません。