2009年12月01日 |
カネカ、変成シリコーンポリマー来年1月1日から値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは1日、主原料の価格高騰を受け、変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」(商品名)の価格修正を行うと発表した。来年1月1日納入分からキログラム当たり20円値上げする。 国産ナフサの値上がりにより、主原料であるPPG(ポリプロピレングリコール)及びPO(プロピレンオキサイド)の価格が上昇しており、自社のみではコスト上昇分の吸収が極めて困難と判断した。 また、建築用の弾性接着剤として使用されている変成シリコーン系接着剤のベースポリマー「サイリル」(商品名)も、同時に来年1月1日納入分からキログラム当たり20円値上げする。 「カネカMSポリマー」は1979年、同社が世界で初めて企業化し変成シリコーン系シーリング材の基材として高層建築用から一般建築用まで幅広く市場を開拓してきた。1997年には、欧州市場の増大に対応するため、カネカベルギーで現地生産を開始、また米国でも、2009年春にカネカテキサスが新工場を稼働させるなど、現在日米欧に拠点を持つグローバル事業として展開に注力している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1259660548.pdf |