2009年12月02日 |
タカラバイオ、再発白血病に対する治験で国内初の遺伝子治療開始 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオ(仲尾功一社長)は2日、国立がんセンター中央病院で進めているHSV-TK遺伝子治療の第1相臨床試験に、第1例目の被験者への遺伝子導入細胞の投与が行われたと発表した。体外遺伝子治療の治験で遺伝子導入細胞の投与が行われたのは国内で初めて。 治験は、非盲検試験で行い、被験者数は9例を予定。 現在、同種造血幹細胞移植後に再発した白血病など造血器悪性腫瘍の患者に対して、ドナーリンパ球輸注療法が行われているが、副作用として生じる移植片対宿主病(GVHD)が重大な問題となっている。 同治験は、このGVHDを沈静化する手段を備えたDLI療法により、再発造血器悪性腫瘍の治療を試みるもので、レトロウイルスベクターを用いてHSV-TK遺伝子が導入されたドナー由来リンパ球が被験者に投与される。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1259738877.pdf |