2009年12月09日
出光興産、日本初・CO2排出量ゼロの「生グリーン電力」の活用スタート
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:出光興産

 出光興産は9日、三菱地所(本社:東京都千代田区、木村惠司社長)と同社が供給する「生グリーン電力」を三菱地所所有の「新丸の内ビルディング」(千代田区丸の内1-5-1)で受電することを合意したと発表した。再生可能エネルギー100%の「生グリーン電力」を直接受電する取り組みは日本で初めてなる。

 同社は、二又風力開発(所在地:青森県上北郡六ヶ所村)などで発電した生グリーン電力を2010年4月から直接新丸ビルに供給する。新丸ビルは使用する電力すべてを「生グリーン電力」とし、同ビルのCO2排出量は年間約2万トン削減される。

【生グリーン電力とは】
 発電所から需用者に直接送られたグリーン電力。需用者はグリーン電力を「みなし」ではなく、直接電気として使用する。

【グリーン電力とは】
 風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの再生可能エネルギーにより発電された電力のこと。「電気そのものの価値」の他に「環境付加価値」を持つ電力と考えられ、「環境付加価値」を電力と切り離して「グリーン電力証書」という形で購入し、通常使用する電気と組み合わせることで、再生可能エネルギーにより発電されたグリーン電力を使用しているとみなすことができるシステム。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1260336745.pdf