2009年12月10日
湖北省の襄樊市が企業誘致 自動車・電子、医薬、紡績など
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 湖北省第2の工業都市、襄樊(しゃんはん)市が、出力600万キロワットの発電所計画を打ち出すなど、産業の拡大発展と内外資企業の誘致に乗り出した。

 同市は人口360万人(市街区120万人)、省都・武漢市から北へ約500キロの距離にあり、三国志時代の諸葛孔明の住居跡があることで知られる。日系では日産自動車が東風汽車公司と合弁で乗用車を生産している。武漢から鉄道3本、数多くの高速道路が全国に延びており交通の便もよい。

 市には国家レベルのハイテク産業開発区や科学研究機構が数多くあり、全市生産高の68%を占める自動車産業253社をはじめ、電力、ハイテク、紡織、機械・電気、冶金、化学、建築材料、航空・宇宙、生物医薬、ナノテクノロジ産業などが集結している。またアジア最大の自動車試験場を持つ。ゴム、化学繊維、織物の生産は省最大、特に織物は全国第7位と発展している。

 市は誘致プロジェクトとして、まず年産5万台の特殊車両、年産8万セットの自動車用アクセル、同4万台の油圧シリンダー、同1万トンの環境保護型摩擦材、同200万セットのステアリング部品ライン、エアバックのシステム、エアサスペンションなど自動車・部品。年間50万トンのシリカ高度加工などをあげている。
 
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