2009年12月14日 | |
化学業界と直嶋経産省相、初の懇談会開催 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会、日本化学工業協会 |
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直嶋正行経済産業省大臣と化学業界首脳との初の懇談会が14日早朝、東京都内のホテルで開催された。業界からは米倉弘昌日本化学工業協会会長(住友化学会長)、藤吉建二石油化学工業協会会長(三井化学会長)ら両団体代表10人が出席した。 冒頭、米倉会長が挨拶し「化学業界は昨年のリーマンショック後の世界経済混乱の影響を受け、その後回復に向かったかに見えたが、再び今、ドバイ金融危機問題や国内ではデフレ、円高などといった不安材料をかかえている。国内外とも景気回復にはほど遠いのが現状だ。化学業界は事業転換を含めて国際競争力の強化に取り組んでいるが、それにも限界があり課題は多い。きょうは実情をよくご理解いただきたい」と述べた。 直嶋経産相は「足元の経済は一時の落ち込みからようやく脱し、今、8割経済などと言われているが、中小・中堅企業にとってはなお厳しく、2番底の懸念さえ出ている。政府は補正予算を前倒しして、年末の資金繰り対策に取り組んでいるところだ。経産省としては、中長期をにらんだ成長戦略を今週中にも立ち上げたい。COP15がコペンハーゲンで始まった。京都議定書の暫定延長はどうなるのか、鳩山総理は25%削減の目標を掲げているが“全ての主要国の参加”や“実効性”を前提にしている。なお見守りたい」と挨拶し、当面している課題を中心に懇談に入った。 【化学業界側出席者】(敬称略) ・住友化学会長(日本化学工業協会会長) 米倉弘昌 ・旭硝子会長(日本化学工業協会副会長) 門松正宏 ・花王社長(日本化学工業協会副会長) 尾崎元規 ・日本触媒社長(日本化学工業協会副会長) 近藤忠夫 ・三井化学会長(石油化学工業協会会長) 藤吉建二 ・昭和電工社長(石油化学工業協会副会長) 高橋恭平 ・出光興産副社長(石油化学工業協会副会長) 大宮秀一 ・三菱化学社長 小林喜光 ・日本化学工業協会専務理事 西出徹雄 ・石油化学工業協会専務理事 高梨圭介 |