2009年12月15日
武田薬品とファイザー 中国で糖尿病薬「アクトス」コ・プロモーション
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

 武田薬品工業と米国ファイザー社(本社:米国ニューヨーク州)は15日、武田薬品が創製した2型糖尿病治療剤「アクトス」(一般名:pioglitazone)について、中国における、天津武田と中国ファイザー間のコ・プロモーション契約を締結したと発表した。

 同契約に基づき、天津武田は中国ファイザーに対し中国国内での「アクトス」に関する独占的コ・プロモーション権を付与する。中国ファイザーは、同製品の売上に対して一定の対価を受け取る。
 
  中国は現在、世界第5位の売上高を有する医薬品市場だが、2011年までに世界第3位へ成長することが予測されている。また、人口増加や急速な近代化等に伴い、今後、糖尿病患者が増加する可能性が高いとの報告もある。
 
 こうした市場環境の中、天津武田では、中国で海外製薬企業として最大の売上規模を持つ中国ファイザーの販売力と販売網を活かすことにした。