2009年12月17日
宇部興産、第4医薬品原体工場を建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産
外観予想図

 宇部興産は17日、医薬原体・中間体需要の拡大に対応するため、宇部ケミカル工場内に稼働中の第3医薬品工場に隣接して、第4工場の建設を決めたと発表した。2011年7月に完成し、11月から商業生産に入る。投資額は約20億円。
 
 同社は現在、製薬会社からの受託により消炎鎮痛薬・降圧薬の原体、抗脂血漿薬・抗がん剤・インフルエンザ薬の中間体などを製造しているほか、自社製品の抗アレルギー薬・降圧薬・抗血小板薬原体などを製造し、製薬会社へ供給している。
 
 今後もこれらの需要は伸びると予想。新規受託品目も増えているところから、新工場の建設となった。
 
 新工場は、鉄骨ALC(軽量気泡コンクリート)造り6階建て、延べ1600平方メートル。槽類13基、濾過機4基、延伸分離機2基、乾燥機2基などを設置する。
 
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1261015970.pdf