2001年04月09日 |
三菱化学、米国ハネウェル社と半導体製造用高純度薬品の合弁会社設立 |
4月7日をもって新合弁会社に事業を譲渡、営業開始 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は9日、米国ハネウェル・インターナショナル社との間で、米国において半導体製造用高純度薬品の合弁会社を設立した、と発表した。 両社は昨年7月に、両社の持つ半導体製造用高純度薬品について世界規模での事業提携の検討を開始することで合意、以後協議を進めてきたが、4月7日をもって両社から新合弁会社に事業を譲り受け、営業を開始した。 半導体製造用高純度薬品は、半導体製造プロセスの様々な段階で使用されており、半導体産業の世界的な成長から需要が大幅に拡大している。 今回の合弁会社設立により、両社は、不純物が100ppt(1兆分の1)以下の硫酸、塩酸などの超高純度薬品において、業界リーダーとしてのポジションをさらに強固にすることになる。 また、両社では、現在需要が急増している東南アジア地域についても、製造、販売面でのアライアンスを検討する予定。 今回設立した米国合弁会社の概要は、下記の通り。 社名: GEM MICROELECTRONIC MATERIALS L.L.C. 発足時期: 2001年4月7日 本社: 米国アリゾナ州 工場: 米国テキサス州マンスフィールド アリゾナ州チャンドラー 社長: ジェイムス・フェイビアー(ハネウェル社より派遣) 出資比率: テキサス・ウルトラ・ピュア社 (三菱化学アメリカ社全額出資) 40% ハネウェル・インターナショナル社 60% 事業内容: 米国における半導体製造用高純度薬品の製造及び販売 |