2009年12月21日 |
カネカ 塩ビ樹脂・ペーストなど全品種値上げ 1月21日から20円 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは21日、原料価格の高騰から塩化ビニール樹脂(PVC)の販売価格を修正せざるを得なくなったと発表した。来年1月21日からキログラム当たり20円値上げする。 汎用PVCのほか、塩ビペースト樹脂、架橋塩ビ、酢ビコポリマー、塩素化塩ビ等すべての品種を対象に実施する。 原油・ナフサ価格は春先から上昇に転じ、今夏には国産ナフサ価格はキロリットル当たり40,000円を越えるレベルまで上昇すると想定された。このため今年8月、PVCキログラム当たり20円の値上げを実施したが十分な結果が得られなかった。 原油・ナフサ価格の高騰はその後も続き、来年第一四半期の国産ナフサ価格は、キロリットル当たり47,000〜50,000円レベルにまで上昇する見込みとなってきた。 また、PVCの原料となる輸入EDC(二塩化エチレン)や、ユーティリティコスト等も上昇し、収益圧迫の要因となっている。 こうした原料価格の騰勢に対して自助努力には限界があるところから、製品価格への転嫁に踏み切った。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1261360546.pdf |