2009年12月21日
河北省張家口市が初の投資説明会、風力エネルギーも
【カテゴリー】:海外
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 北京市から北へ約180キロ、河北省の交通の要所として知られる張家口市が17日、東京で同市の投資説明会を開いた。張垣慶同市副秘書長を団長に市と有力企業の幹部、約40人が出席した。同市の日本での投資説明会は初めて。中国国際貿易促進委員会と日本国際貿易促進協会の主催。
 
 同市は総面積3.7万平方キロ、人口約460万人。08年のGDPは前年比11.9%増の720億元、輸出額は同18.8%増の8.1億元だった。北京、河北,山西、内モンゴル自治区の経済圏にまたがり、すでに高速道路5本と鉄道4本が完成、新たに高速道路7本と鉄道8本を建設中。環渤海経済圏とともに地域の物流、交通拠点になっている。

 市は4つの区、13県、2つの管理区、1つのハイテク区を管轄している。農業、牧畜などが盛んだが、産業は石炭エネルギー、鉱業、機械、軽工業、製薬・化学、食品加工など。風力発電のモデル地区でもある。とくに単結晶シリコン、シリコンチップの生産で知られている。企業数は約1万社。80余のブランド品がある。金の埋蔵量は90トン。

 張家口地域には石炭埋蔵量が50億トンあり、火力発電の容量が300万キロワットに達している。今後450万キロワットに増強する。また200万キロワットの風力発電計画が進められ、将来800万キロワットを目指す。さらに太陽光発電計画も出ている。
鉱物加工では08年に鉄586万トン、鋼557万トン、鋼材520万トン、金2,010キログラム、石炭1,422万トンなどが生産された。

 関係企業は120社に及ぶ。電子情報産業は通信、テレビ、カセット、電子計測器などを生産、こんご大型の電子情報基地を建設する方針。

 外資企業は日本、米国、英国、オランダ、ドイツなどから約180社を数える。現在、50平方キロの装備製造団地、20平方キロの電子情報団地、10平方キロの製薬・化学団地など総計150平方キロの団地を造成している。
            
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