2009年12月21日
三菱樹脂、脱木材、軽量化のトラック車体向けウレタン複合パネルを新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:三菱樹脂
アルポリックDBライトとアルポリックDB

 三菱樹脂(本社:東京都中央区 吉田宏社長)は21日、アルミ樹脂複合板「アルポリック」をトラック市場向けに、ウレタン複合パネル「アルポリックDB」と「アルポリックDB ライト」を開発、2010年1月から販売を開始すると発表した。

 「アルポリック」は、1974年に販売を開始したポリエチレン(芯材)の両面にアルミニウム板を貼り合わせた3層構造の複合板で、軽量で剛性、加工性、表面平滑性(意匠性)に優れた建築資材として、世界約130カ国で使用されている。

 新製品は「アルポリック」の用途拡大として、脱木材と軽量化のニーズに応える新しいパネル素材として開発を進めていたもの。トラックの車体材料として軽量で表面の平滑性、衛生性に優れていることが評価
され、徐々に採用が広がっている。

試験中のトラック車体
 「アルポリックDB」は、剛性に優れ、ボルトやネジを打ち込むことができるなど加工が容易。ボルトなどを多く使用するトラック後部のリアドア(観音扉や跳ね上げ扉)に最適。厚さは13ミリ〜19ミリ。

 「アルポリックDB ライト」は、優れた断熱性を有し冷凍車・保冷車や、飲料を輸送するトラックのスライドドア等に最適。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1261362898.pdf