2009年12月21日 |
新日鐵化学 東都化成エポキシ樹脂事業を統合、来年4月 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:新日鐵化学、東都化成 |
新日鐵化学は21日、完全子会社である東都化成のエポキシ樹脂事業を来年4月1日付で分社型吸収分割により引継ぎ、統合すると発表した。 東都化成は2003年、新日鐵化学の完全子会社となり、以来新日鐵化学グループの一員として事業体質の強化に取り組んできた。高機能エポキシ樹脂のノンハロ難燃樹脂やフェノキシ樹脂など、電子材料用樹脂分野の拡大につとめてきたが、ユーザー産業界の高機能化ニーズやアジアを中心とする海外需要の拡大に対応していくためには、親会社に事業統合したほうが得策と判断した。 新日鐵化学グループは、2020年を目標年次とした「グランドデザイン」で、機能材料事業として年間2000億円の売上高を目指しており今回の決定はその具体策の一つとなる。 今後は、関連会社である韓国の国都化学との連携強化により、アジアトップレベルの業界プレゼンス達成を目指す。 統合対象事業は、東都化成の製造機能(神戸工場、千葉工場、三田工場)を除くエポキシ樹脂事業の全て(企画、開発、営業機能など)で、製造は引き続き東都化成が担当する。東都化成は新日化エポキシ製造株式会社に社名を変更する予定。 【東都化成の概要】 ・本店 :東京都千代田区外神田4-14-1 ・売上高 :約165億円(平成21年3月期) ・従業員 :約280名 ・事業内容 :エポキシ樹脂の製造、加工、販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1261368599.pdf |