2009年12月22日
アステラス製薬「過活動膀胱治療剤」口腔内崩壊錠を承認申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は22日、厚生労働省に過活動膀胱治療剤「ベシケア錠」の追加剤形として開発しているYM905(一般名:コハク酸ソリフェナシン)口腔内崩壊錠の承認申請を行ったと発表した。過活動膀胱による尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を効能・効果としている。

YM905口腔内崩壊錠は、口腔内の唾液ですぐに崩壊し、水なしでも服用できるため、高齢者や水分摂取を控えている患者に有用という。

 「ベシケア錠」は、アステラス製薬が創製・開発したムスカリン受容体拮抗剤で、膀胱平滑筋に存在するムスカリン受容体をブロックすることで膀胱の不随意な排尿筋の収縮を抑制し尿意切迫感、頻尿などの症状を改善する特徴がある。国内では2006年に発売、現在、50以上の国と地域で広く使用されている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1261461816.pdf

(英文)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1261461816.pdf