2009年12月24日 |
旭化成メディカル 北米のバイオプロセス事業を統合 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成メディカル |
旭化成メディカル(本社:東京都千代田区 吉田安幸社長)は24日、海外での生物学的製剤製造プロセス事業(バイオプロセス事業)拡大のため、2010年1月1日付で北米事業を統合し「旭化成バイオプロセス」として新発足すると発表した。 旭化成メディカルは、バイオ医薬品や血漿分画製剤といった生物学的製剤の製造工程に使用されている中空糸型ウイルス除去フィルター「プラノバ」の製造販売事業を展開しており、北米では旭化成メディカルアメリカが業務を担当している。 また、本年3月には米国でバイオプロセス用装置事業を行ってきた「TechniKrom, Inc.」を買収し「旭化成テクニクロム」(Asahi Kasei TechniKrom, Inc.)としてバイオプロセス関連の装置事業を行ってきた。 しかし「プラノバ」とバイオプロセス装置は、顧客の多くが重なるなど、両事業を一体化したほうがより効率的で事業拡大しやすいところから、統合会社「旭化成バイオプロセス」の設立となった。 【統合会社の概要】 ◇社 名 :旭化成バイオプロセス (Asahi Kasei Bioprocess, Inc.) ◇本 社 :米国イリノイ州グレンビュー市 ◇社 長 :Louis Bellafiore (ルイス・ベラフィオーレ) ◇設 立 :2008年9月19日 ◇株 主 :旭化成メディカル 100% ◇従業員 :約50名 ◇事業内容 :バイオプロセス関連装置の開発、製造、販売、ウイルス除去膜「プラノバ」の輸入販売、及びそれらに関するに関する学術活動等。 <用語の解説> ■生物学的製剤 :ヒトおよび動物由来成分、遺伝子等を原料とした医薬品。 ■バイオプロセス事業 : 生物学的製剤の製造プロセス(バイオプロセス)で使用される分離剤、膜、装置、及びそれらを組み合わせたシステムを取り扱う事業。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1261639859.doc |