2010年01月05日
永山治・中外製薬社長 新春メッセージ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬
永山 治社長

 中外製薬の永山治社長は4日、社員向けの年頭挨拶で「2010年はトップ製薬企業像実現に向けた、大きなチャレンジの年になる」と、事業内容の充実・拡大に意欲を示した。
 
 このところ医薬品業界は“2010年問題”などを背景に、研究開発効率の向上や、バイオ製品・技術の獲得を意図した海外企業間の大型買収・合併、日本企業による海外企業の買収などの動きが活発化している。
 
 永山社長は、「当社は新薬“アクテムラ”の欧州での承認や、新製品に匹敵する既存薬品の適応拡大など、ラインアップの充実を図ってきた。製薬本部、医薬安全性本部の創設、営業本部における2ユニット制への移行など組織体制も強化し、“トップ製薬企業像”実現に向けて
成果を挙げてきた」と強調した。
 
 さらに「2010年は、政権交代による制度・政策が不確定な中、薬価改定による薬価引き下げなど厳しい状況が予想される」とし、「新製品の市場浸透と市場創造、既存製品の市場防衛やグローバルパイプラインの確保など“トップ製薬企業像”実現に向けた大きなチャレンジの年になる」と力説。「これからは社内すべての部門が革新を追及し、社員の一人ひとりが患者さんのために何ができるかを常に考え、行動してほしい」と、訴えた。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1262651039.pdf