2010年01月05日
田中稔一・三井化学社長 年頭所感
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
田中稔一社長

 三井化学の田中稔一社長は、5日開催した社内の新年挨拶会で「今年は先進国経済の低迷が予想される一方で、中国・インドなどアジア経済のいち早い回復・成長が見込まれている。増大する需要をいかにスピーディに獲得していくかが勝ち残りへの最大の課題となる」とスピーチした。
 
 また、「“世界的価値観”の変化が増幅・加速される年でもあり、温暖化対策や、化学品安全規制などの社会的課題に対して、現実的な対応を迫られる」と指摘。
 
 さらに昨年10月末に事業戦略の見直しを行なったことに触れ「“国内勝ち残り、海外での事業拡大”および“競争優位事業への経営資源集中、新規事業創出のスピードアップ”を基本とした新たな成長戦略を策定した。11月には実行のための公募増資も行った。強い事業をさらに強くし、国際競争力を徹底的に高めピンチをチャンスに変えていきたい」と力を込めて挨拶した。