2010年01月05日
化学業界の合同賀詞交歓会に明るさ 1400人参加
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会、日本化学工業協会
米倉弘昌日化協会長

 日本化学工業協会、石油化学工業協会など化学関係56団体な共催する2010年の新年合同賀詞交歓会が5日、東京・港区のホテルで開催された。
 
 主催者を代表して日化協の米倉弘昌会長(住友化学会長)は「今年の世界経済は、緩やかながらも回復軌道を描いていくと予想されている。化学産業はグローバルな競争が一段と激しさを増しており、思い切った事業再編や新しい技術開発への挑戦など、将来の発展に向けた取り組みが始まっています。また、地球温暖化防止や化学品管理の向上にも積極的に取り組み、国際的に高い評価を得ています。今後も社会からの期待や要望に応えていきたいと考えています」と力強い挨拶。

藤吉建二石化協会長
 松下忠洋・経済産業副大臣の祝辞に続いて、藤吉建二石化協会長(三井化学会長)の音頭で乾杯し、歓談に入った。
 
 藤吉会長は壇上でコップを片手に、昨年末のナフサ税や環境税問題で“苦戦”したことに触れ、「どうも化学業界は利益が沢山出ていて税金を取りやすい。炭酸ガスもどんどん排出していると見られているようです」とユーモア交じりに挨拶し、会場を沸かせた。
 
 化学業界各社の首脳、幹部をはじめ政官界要人ら1400人が参加。世界経済にようやく回復の兆しが見えてきたとあって、会場内の雰囲気にも明るさが戻っていた。