2010年01月05日
蛭田史郎・旭化成社長 年頭挨拶
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成
蛭田史郎社長

 旭化成の蛭田史郎社長は、5日開かれた同社年始式で「2009年は大量生産・大量消費型の経済成長パターンが破綻した年だった。本年もこの状況は続くと認識している。現在の生産体制でも収益を確保できるようにしなければならない」と訓示した。
 
 同社長は「これからの世界経済は国境がなくなり、どんな事業もグローバル展開が大前提となる。一方、高機能品のようなマーケットの狭いビジネスは、世界でトップシェアを獲得するしか勝ち目はない」と断言し、「このような事業を育てていくには、従業員の皆さんが新しい時代の要求をいち早く読み、時代が求める新しい製品やサービスを世界に先駆けて生み出していくことが必要だ」と説いた。
 
 さらに「世界が必要としているものを提供し、それによって世界が抱
える課題を解決する。将来の産業構造を維持するためのモノづくりを
行うことが旭化成に期待されている」と強調した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1262661407.doc