2010年01月06日 |
タカラバイオ、白血病遺伝子変異検査の特許権を供与 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオ(仲尾功一社長)は6日、悪性度の高い急性骨髄性白血病の主要原因である遺伝子変異の検査に関する特許実施権を、株式会社エスアールエル(小川眞史社長)に許諾するライセンス契約を締結したと発表した。 今回供与したのは、急性骨髄性白血病患者の約1/3で検出される、FLT3遺伝子の一部の配列が重複する変異(FLT3/ITD変異と呼ばれる)や、そのFLT3/ITD変異を検出する方法に関するものとしている。 急性骨髄性白血病は成人に多い血液がんの一つで、主に抗がん剤による治療が行われている。しかしながら、FLT3/ITD変異を持つ患者には治療後の経過が良くなく、再発や治療抵抗性を示すことが知られている。 現在、このFLT3/ITD変異を持つ難治性の急性骨髄性白血病の患者を対象とした、新たな抗がん剤(分子標的薬)の開発が世界中で活発に行われている。同特許技術を用いた検査によって、投薬適応性の確認が可能となり、的確な治療につながると同社では言っている。 【株式会社エスアールエルの概要】 ◇所在地 : 東京都立川市曙町二丁目41番19号 ◇代表取締役社長 : 小川 眞史 ◇設立時期 : 1970年6月 ◇資本金 : 11,271百万円 ◇従業員数 : 2,244名 ◇事業概要 : 受託臨床検査事業、食品衛生検査、環境関連検査、感染防止商品販売、健康商品販売。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1262759689.pdf |