2010年01月07日
BASFの発泡ポリスチレン「ネオポール」、断熱性能を大幅改善
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF
ネオポール(小粒子)と断熱壁紙

 BASFジャパンは7日、同社の発泡ポリスチレン「ネオポール」が、ドイツの断熱材製品メーカーSaarpor社の新製品である断熱壁紙「Climapor(クライマポール)」に採用されたと発表した。

 クライマポールは、標準的な壁紙より20%高い断熱性能を持ち、壁紙の下地として使用することで、暖房コストの削減、屋内環境の改善などの効果が得られる。
 
 「ネオポール」は、BASFが長年製造・販売してきた「スタイロポール」の改良版で、材料に含まれる特殊なグラファイト粒子の効果により、鏡のように熱放射を反射し熱損失を抑える効果がある。

 使い方は簡単で、古い部屋にも自分で施工することができる。厚さは4ミリ、耐熱温度は75℃。欧州の断熱性能および防火性能規格の基準を満たしている。主な用途は断熱性能を持つ外壁、屋根、床など。ドイツのパッシブハウス(無暖房住宅)の建築基準を満たすほか、気温の高い地域では住宅の冷房エネルギーを40%以上削減することができる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1262832576.pdf