2010年01月08日
協和発酵キリン、米社から「バルドキソロンメチル」ライセンス取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

 協和発酵キリンは8日、米国で糖尿病性腎症治療薬「バルドキソロンメチル」を開発中の医薬品ベンチャー、リアタ ファーマシューティカルズ(本社:米国テキサス州アービング市)と、同剤の日本、中国、台湾、韓国および東南アジア諸国における独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結したと発表した。

 これに伴い、協和はリアタ社に対して一時金35百万ドル、開発の進捗に応じたマイルストンとして97百万ドルを支払う。また製品上市後は、販売額に応じてマイルストンを最大140百万ドルおよび2ケタのロイヤルティを支払う。

 バルドキソロンメチルは、体内の250以上もの抗酸化因子および解毒因子の産生を調節する遺伝子を活性化する働きがある。

 糖尿病性腎症患者を対象にリアタ社が米国で実施した臨床試験(フェーズ2)で、バルドキソロンメチルの腎機能改善効果が認められた。

【リアタ ファーマシューティカルズ(Reata Pharmaceuticals,Inc.)の概要】
◇設 立: 2002年
◇所在地: 米国テキサス州アービング市 (Irving, Texas, USA)
◇社 長: ウォーレン ハフ (Warren Huff)
◇従業員数: 約50人
◇業務内容: 新規の抗炎症作用に着目し、炎症性疾患治療薬を開発している。

 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1262929217.pdf