2010年01月14日 |
微生物防除剤協議会、「環境保全型農業」でシンポジウム |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:出光興産、住友化学、セントラル硝子、多木化学 |
「自然界に生息する有用微生物を農業生産に生かそう」と2006年、出光興産、住友化学など4社で設立した日本微生物防除剤協議会が3月4日、東京・墨田区の江戸東京博物館で「第3回環境保全型農業シンポジウム」を開催する。 環境保全型農業とは「農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和を図りながら環境負荷の軽減に配慮した農業」(農水省報告書)の意味で、3回目となる今回は「環境保全型農業と微生物防除剤の普及と展望」がテーマ。全国の環境保全型農業の推進状況や微生物防除剤の役割、食の安全・安心への取り組みなどを紹介する。 農水省生産局技術普及課の大石晃課長補佐が「協同農業普及事業における環境保全型農業の推進」と題し基調講演を行うほか、カゴメ常務執行役員の佐野恭三、日本植物防疫協会技術顧問の宮井俊一両氏の特別講演がある。 日本微生物防除剤協議会は、「微生物防除剤」の普及促進を目的として2006年8月、出光興産、住友化学、セントラル硝子、多木化学の4社で設立。事務局は東京都墨田区横網1-6-1の出光興産アグリバイオ事業部内(Tel:03-3829-1446)にあり、代表幹事はセントラル硝子の取締役常務執行役員・森達也氏。東京農工大学大学院の国見裕久教授、社団法人日本植物防疫協会の高橋賢司技術顧問らがアドバイザーをつとめている。 |