2010年01月19日 |
09年度上期の海外プラント・エンジニアリング成約高 26%の減少 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省は19日、2009年度上期の海外プラント・エンジニアリング成約額は前年同期比26.4%減の62.0億ドルだったと、成約実績調査結果を発表した。 エネルギープラント、交通インフラ、化学プラントの成約額は増加したものの、発電と鉄鋼プラントの成約額が大きく落ち込んだ。成約件数は244件で前年同期比38.7%減少した。 成約額の上位3地域は、中東(30.3億ドル)、アジア(16.0億ドル)、大洋州(7.1億ドル)だった。前年同期と比べて大洋州と中東の成約額は増加したが、西欧、北米、アジア、アフリカ、中南米、その他(ロシア、東欧諸国)は減少した。 成約額上位3カ国は、アラブ首長国連邦(23.5億ドル)、オーストラリア(7.1億ドル)、インド(4.5億ドル)だった。08年度上期の上位3カ国は、サウジアラビア(17.1億ドル)、米国(9.6億ドル)、中国(8.7億ドル)だった。 機種別上位3機種は、エネルギープラント(34.4億ドル)、発電プラント(9.8億ドル)、交通インフラ(8.8億ドル)の順だった。前年同期と比べエネルギー、交通インフラ、化学プラントの成約額は増加したが、発電プラント、鉄鋼プラント、情報・通信プラントなどの成約額は減少した。 1件当たり成約額1億ドル以上の大型案件の成約は8件(前年同期比46.7%減)、成約額は44.4億ドル(同15.7%減)だった。 |