2010年01月22日
米デュポン、太陽光発電向け高機能フイルム「テドラー」増強
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デュポン

 米国デュポン社(本社:デラウエア州)は、1億7,500万ドルを投じて、需要の拡大が見込まれる太陽電池用バックシート材料の高機能フィルム「テドラー」の生産ラインを段階的に拡大すると発表した。フィルム生産は2011年9月より操業開始の予定。

 投資額は、2009年8月に発表した、フィルム原材料設備増強のための1億2,000万ドルと合わせて2億9,500万ドルとなる。「テドラー・フィルム」は太陽電池用バックシートの重要な材料で、あらゆる気象条件の下でも、太陽光発電モジュールに長期にわたる耐久性を提供する。

 フィルムの生産ライン拡大は、米国オハイオ州サークルビルのデュポンサイト内で既存設備の利用と改修によって実施される。これにより「テドラー」などのフィルム生産能力は、世界の発電量10ギガワットを超える太陽光発電モジュールの生産を支える規模となる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1264124533.doc