2010年01月28日
日東化工、三菱化学の塩ビコンパウンド受託、難燃生樹脂に切り替え
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学のグループ会社でゴム・樹脂加工中堅の日東化工(本社:神奈川県高座郡寒川町、鍵崎正己社長)は28日、三菱化学との塩ビコンパウンド受託契約を今年9月末で終了し、新たに難燃ポリオレフィンコンパウンドの製造を受託することになったと発表した。

 同社は1985年(昭和60年)から三菱化学(当時は三菱化成)の塩ビコンパウンドを手がけてきたが、三菱化学がコンパウンドの製造拠点を名古屋事業所に一元化することにしたため受託契約を解消し、最近需要が伸びている新規難燃ポリオレフィンコンパウンド「オレフィスタ」の製造を三菱化学から受託することにした。
 
 今期の塩ビコンパウンド生産量は約6000トン。製品の切り替えは、既存設備の手直し改善で可能。「技術面でさらに生産性向上を図るため、収益面への影響はほとんどない」と同社ではいっている。