2001年04月05日 |
独デグサ、子会社のフェノールシミーをイネオスグループに売却 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:デグサ |
独デグサAGは現地時間の4日、子会社のフェノールシミーを英イネオスグループに8億2,500万ドイツマルク(4億2,200万ユーロ)で売却した、と発表した。両社は3月30日に契約を締結している。 フェノールシミーは、世界最大のフェノール、アセトンメーカーで、ドイツ・Gladbeck(フェノール年産62万トン)、ベルギー・アントワープ(同42万トン)、アメリカ・Mobile(同40万トン)と3拠点で164万トンの生産能力を有している。2000年の売上高は11億6,900万ユーロで、従業員数は約700名。 デグサの取締役会会長のProf.Utz-Hellmuth Felcht博士は、「フェノールシミーの売却は、我々の意欲的な事業分離プログラムの早期実行に向けた重要なステップであり、スペリャリティケミカルに注力する企業として、新しいデグサのビジョンを明確化するものである。同時に、所有者の移動はフェノールシミーに対し、将来の世界的な成長に必要な条件を与えることになる」と語った。 |