2001年04月04日
資源エネルギー庁予測、エチレン生産量は下降続く
2004年730万トン、輸出減少が響く
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

 資源エネルギー庁は2000~2005年度のナフサ需要見通しを発表したが、裏付けとなるエチレン需要予測については、内需は今後わずかずつ上昇するものの、輸出の減少が大きく、これに伴って生産量も減少ないし横ばいが続くとみていることが明らかになった。
 エチレンの内需は2000年度と2001年度は590万トンで変わらず、2002年度から599万トン、607万トン、615万トンと増加し、2005年度には624万トンに達すると予想している。
 しかし輸出は、アジア域内に石化大型プラントが立ち上がることにより2000年度の167万トンから2001年度144万トン、以下135万トン、127万トン、115万トンと減少し、2005年度の輸出量は107万トンと予想している。
 この結果、わが国のエチレン生産量は2000年度758万トンをピークに年々減少し2001年度736万トン、2002年度734万トン、2003年度733万トン、2004年度と2005年度は730万トンになるという。