2010年02月03日 | |
ポリプラスチックス 液晶ポリマー「ベクトラ」重合能力増強 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
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ポリプラスチックスは3日、液晶ポリマー(LCP)「ベクトラ」の需要増に対応するため、2011年末完成をめどに富士工場のポリマー重合設備を年産5,000トン増強すると発表した。 これによりLCP生産能力は、ポリマー15,000トン/年、コンパウンド22,000トン/年となる。 LCPの需要は08年9月のリーマンショック以降、一時大幅に落ち込んでいたが、その後中国を中心にアジア需要が立ち直り、今後も2けたの成長が期待されている。 同社では、こうした市場成長に加えて、新規の開発案件が相次いで採用されつつあり、市場の伸びを上回る高成長が期待できると判断し、設備の大幅増強を決めた。直ちにエンジニアリングを開始し、2011年末には完成、2012年初頭から商業運転を開始する。 LCPは、高耐熱スーパーエンプラとして、パソコンや携帯電話などのIT関連を中心に幅広い産業分野で使われ、特に最近は電子部品の小型化に対応した、環境配慮型の先端素材として、市場を急速に伸ばしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1265185504.doc |