2001年04月04日
中国・独山子石化、ポリエチレン増強計画にBPのInnovene技術を採用
2002年に4万トン増強、年産19万トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 BPとペトロチャイナは現地時間の3日、ペトロチャイナ傘下の独山子石油化学が中国北西部の新疆ウイグル自治区で進めているポリエチレン増強計画において、BPのポリエチレン製造技術Innoveneを採用することで合意した、と発表した。
 ペトロチャイナが2002年の完成を予定しているこの計画は、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)/HDPE(高密度ポリエチレン)スイング設備を4万トン増強、19万トンに拡大するもの。既存設備は、1995年に年産12万トンでスタート、昨年6月の増強により、現在は年産15万トンの生産能力を有している。
 Innovene技術を用いた増強の完成により、新規で高付加価値グレードの製造が可能になるほか、品質や生産効率の向上が可能となり、中国市場において独山子石化の地位が強化されるとしている。
 なお、独山子石化の設備は、最初の増強計画の時点からInnovene技術を採用しており、独山子、BP、テクニップが共同運営している。