2010年02月15日
台湾の薄膜太陽電池メーカー 南京ハイテク区に300メガワット設備
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

アジア最大の薄膜太陽電池メーカーである台湾の富陽光電は、南京ハイテク区と2015年までに、発電容量300メガワット(第1期50メガワット,投資額1億ドル)の生産設備を建設する計画で同区と契約を結んだ。総投資額は6億ドル。

薄膜太陽電池は従来のシリコンを使用するタイプに対し、原料シリコンが50分の1で済むといわれコストダウンが期待されている。ガラス板にはり付けると建築物の場合、ガラス壁に使える特徴がある。

すでに世界各国で工場建設が進められている。とくに中国では同電池産業が、ここ10年間に年率40%もの伸びを示し、現在、1,250個余りと、世界の生産量の10%に達している。江蘇省が70社余と最も多く、全国の70%を占めている。

富陽光電は08年に台湾中環集団の傘下に入った。南京での薄膜太陽電池生産ははじめてである。