2010年02月16日 |
三菱ケミカルHD 17日から三菱レイヨン株 380円で買付け |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱樹脂、三菱ケミカルホールディングス |
三菱ケミカルホールディングスは16日、三菱レイヨンとの経営統合を実現するため三菱レイヨン株式の公開買付け開始を決めたと発表した。 2月17日から三菱レイヨンの全株式を対象に買付ける。買付け価格は1株当たり380円。議決権の過半数を超えることを前提としており、応募株式の総数が286,114,000 株に達しない場合には、応募株式の全部の買付けを行わない。 三菱レイヨンは昭和8年の創設以来、合成繊維、合成樹脂を主力事業として展開してきた。現在はメタクリル酸メチル(MMA)系とアクリロニトリル系の2つの事業をコア事業としている。 MMA系では09年5月、英国 Lucite International Group Limited(ルーサイト社)を買収。MMA系メーカーとして世界最大の事業規模に発展してきた。また、アクリロニトリル系事業では、アクリロニトリル、炭素繊維用プレカーサー、炭素繊維・複合材料の一貫体系を構築してきた。中空糸膜を使った水処理事業も有望視されている。 三菱ケミカルHDでは、三菱化学、三菱樹脂、田辺三菱製薬の3社に続いて、三菱レイヨンが新たな基幹事業会社として参画することで、グループの一層の企業規模拡大と強固な事業基盤確立が実現するとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1266302050.pdf |