2001年04月03日 |
メラミンのアジア価格、さらに改善の方向 |
2QのCIF価格はトン1,250ドル以上に |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:日産化学、三井化学、三菱化学 |
メラミン各社はかねてから同製品のアジア地域への輸出価格のもう一段の改善に取り組んでいるが、4月に入って同地域の需要家の過半から基本的同意を得られ始めたというところが多い。 メラミンのアジア諸国向け価格は、需給の均衡を背景にこの2年間にわたって毎四半期ごとに改善されてきた。かつてはトン当たりCIF800ドル前後であったのが、今年第1・四半期には同1,150~1,250ドルまで上がってきている。 しかし、日産化学、三井化学、三菱化学の各社は原料ナフサの高騰分を十分転嫁できていないとして第2・四半期分についてさらに同100ドルの値上げを目指して各地のユーザーと交渉を進めているところ。交渉の主たる対象はインドネシア、マレーシア、豪州、ニュージーランドなどの合板企業だが、そうした需要家のうちの半数以上が値上げを容認する構えを示しているという。 |