2010年02月24日 |
アステラス製薬、バシリア社の「アゾール系抗真菌剤」独占ライセンス |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は24日、スイス・バシリア ファーマシューティカ・インターナショナル社と、抗真菌剤「isavuconazole(一般名:イサブコナゾール)」の日本を除く全世界での開発、販売に関する独占的なライセンス契約を締結したと発表した。日本については独占的な交渉権を有している。 イサブコナゾールは、高いバイオアベイラビリティを有する新規アゾール系抗真菌剤で、現在、注射剤および経口剤での開発が進められている。 これまでの前臨床試験や臨床試験で、用量依存的な薬物動態で有効な濃度に到達することが示唆されている。現在、侵襲性アスペルギルス症患者およびカンジダ血症患者を対象とした第3相臨床試験を欧米で実施している。 アステラス製薬は対価としてバシリア社に対し、契約締結時一時金75百万スイスフランのほか、開発および販売マイルストンの達成にともない総額478百万スイスフランの一時金を支払う可能性がある。また、売上に応じて2桁台のロイヤリティを支払う。 侵襲性の真菌感染症は重篤な感染症で、特に、がん患者などの易感染性患者には真菌感染症のリスクが高い。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1266998937.pdf (英文) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1266998937.pdf |