2010年02月26日
宇部興産社長に竹下専務昇格、田村氏は会長に
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:宇部興産
会見する竹下道夫専務(左)と田村浩章社長

宇部興産は26日、田村浩章社長が取締役会長となり、後任の社長に竹下道夫専務が昇格するトップ交代人事を発表した。4月1日付。副社長の千葉泰久氏は相談役に就任の予定。

田村社長は記者会見で「2006年6月に社長に就任して5年弱だがこの間に記録的な好況と世界同時不況という、いわば“天国と地獄”を経験してきた。収益面で目標に未達なのは残念だが、4月から新中計がスタートするに当たり、リーダーの若返りを図ることにした」と述べた。

竹下氏については「次期中計を策定してきたリーダーで、社内では化学、エンジニアリング、建設資材、海外、エネルギー・環境とほとんど全部門を経験してきた。性格が明るく、人望があり、現場に詳しい。次のリーダーにふさわしい」と太鼓判を押した。

竹下氏は挨拶し「経済環境はいま内外ともに大きく変化しつつある。収益基盤の強化、財務内容の改善、地球環境問題への対応と貢献など課題も多い。お引き受けする以上は、全力を尽くしたい。幸い当社には全経営陣が率直に意見を出し合う風土がある。技術面でもメーカーとして大事な次世代につながるシーズをたくさん持っている。それらを生かして持続的成長をとげていきたい」と語った。

竹下道夫氏は、昭和48年九州大学工学部卒、入社。タイカプロラクタム社上席副社長などを経て、平成13年執行役員建設資材セグメント・セメント生産統括部長。20年取締役常務執行役員、21年4月から取締役専務執行役員(現職)。昭和25年生れ、60歳。熊本県出身。


ニュースリリース参照
○代表取締役の異動に関するお知らせ
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1267175906.pdf

○組織改訂並びに執行役員人事異動のお知らせ
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1267175906.pdf