| 2010年03月02日 | ||
| 旭化成ケミ、“高濁度”の水に対応した新型浄水用浸漬式膜を発売 | ||
| 【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：旭化成ケミカルズ |
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| 旭化成ケミカルズは2日、水の濁度が高い地域での浄水に適した、高透水型浸漬式膜モジュール(製品名:マイクローザ UHS-620A)を開発し、このほど販売を開始したと発表した。主力製品である加圧式膜モジュールに、新型浸漬式膜モジュールを加えて製品ラインナップを充実、浄水用分離膜分野で世界トップシェアを目指す。 水処理用途の分離膜には、低濁度原水に適性のある加圧式膜モジュールと、高濁度原水に適性のある浸漬式膜モジュールの2つのタイプがあり、一般的には低濁度用途を中心に膜の導入が進んできた。 同社の水処理膜「マイクローザ」も、比較的良好な原水を対象としてシェアを伸ばし、すでに世界中の浄水設備600カ所以上で採用実績があってシェアはトップクラスという。 一方、高濁度原水に対しては浸漬式膜モジュールが適しているが、凝集沈殿や砂ろ過などの従来法と比べ、経済性の点で不十分だった。同社の場合も実績は増えても、その範囲は限定されていた。 そこで今回、独自の高次ネットワーク構造のPVDF(ポリフッ化ビニリデン)製中空糸膜を改良し、高透水化し、経済性を高めた新型の浸漬膜モジュールを開発した。 ■新型高透水型浸漬膜モジュールの特長 (1)濁度が高く、また濁度変動が大きい原水に対してもろ過安定性に優れる。 (2)従来からの高次ネットワーク構造のPVDF膜に改良を加え、小孔径化(0.08μm)を図りながら20%~30%の透水性アップを実現した。 (3)独自の充填率の高いモジュール及びラック構造の採用により、約半分の省スペースを実現。 (4)逆洗排水の排水量を低減し、水の利用率を高めるとともに、排水処理の負荷も軽減する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1267504484.pdf
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